マキシです。

競馬をやったことがない方にとっては、競馬新聞に所狭しとぎっしりと印刷されている数字の羅列は何かの暗号かと錯覚してしまうほど意味不明な文字に見えるのではないでしょうか?

この競馬新聞にある数字の羅列は意味不明なものが多いのですが、中でも”レースのラップタイム”はすべて数字の羅列ばかりで、特に最初のころは理解できないと思います。


ただラップタイムを理解することで予想の精度が上がることは間違いないので、少しづつでも気にしてラップタイムを読むようにするといいかと思います。


では、ラップタイムで何がわかるのかをお話していきます。




 

ラップタイムって何?

 

ラップタイムは、レ?スの走破時計を1ハロン(200m)ごとに区切った数字のことをいいます。

時計は秒単位で、小数点の第1位まで計測されます。

 

(例)

・1200m 12.4-11.1-11.1-11.2-12.0-12.6

・1400m 12.5-11.0-11.0-11.6-11.4-11.7-12.1

・1600m 12.5-11.3-11.7-11.9-12.1-11.8-11.8-11.9

 

上記では3つの距離のパターンを取り上げましたが、1200mなら(1200m÷6ハロン)ということで6ハロン分のラップタイムが表示されます。

他の距離でいうなら、1400mは7ハロン分、1600mなら8ハロン分のラップタイムが表示されることになります。

 

ここでは1200mだけを取り上げてみますが、1200mの1ハロン目が12.4、2ハロン目が11.1、3ハロン目が11.1、4ハロン目が11.2、5ハロン目が12.0、6ハロン目が12.6と読みます。

 

もっと噛み砕いて説明すると、

・0~200mまでのラップタイムが12秒4

・200m~400mまでのラップタイムが11秒1

・400m~600mまでのラップタイムが11秒1

・600m~800mまでのラップタイムが11秒2

・800m~1000mまでのラップタイムが12秒0

1000m~1200mまでのラップタイムが12秒6

 

このようにラップタイムは読みますが、よくある間違いに、一頭一頭の馬が刻んだラップタイムと思われる方もいますがそれは間違いです。

このラップタイムはレース全体のラップタイムをさします。

レース全体のラップタイムということは、レースで最も速くラップ地点を通過した逃げ馬が刻んだラップタイムのことです。

 

仮に、逃げ馬がレースを逃げ切って勝つことができれば、レースのラップタイムと全く同じラップタイムが計時されますが、そのようなレースのケースは少なく、基本的には各出走馬のラップタイムとレースのラップタイムが同じになることはありません。

できれば、各馬のラップタイムがわかればさらにラップタイム分析も面白くなるかもしれませんが、現在はそのような計時方法はありません。

 




 

ラップタイムでわかること

 

ラップタイムの意味が少しでも理解できたかと思いますので、それではこの数字の羅列であるラップタイムで何がわかるのか。

 

一言でいえば、

“ラップタイムをみれば、馬の潜在能力がある程度は把握できる”

 

ということです。

 

馬の潜在能力やポテンシャルが、
ラップタイムを読むことによりわかるということです。

 

ラップタイムのパターンも様々なパターンがあるので、少しづつ理解していけば良いかと思いますが、狙える馬のラップタイムパターンと傾向は次に取り上げるエルコンドルパサーを参考にしてください。

 



 

ラスト3ハロンがずば抜けているエルコンドルパサーのデビュー戦

 

1995年生まれのエルコンドルパサーを過去の映像でご覧になっている方はいると思いますが、もうすでに20年が経つのでリアルタイムで馬券を買ったり、競馬場に足を運んで実際のエルコンドルパサーを見た方は少なくなってきたのかなと思います。

 

過去のレースを見て強い馬という印象を持った方も、おそらく最も印象に残っているレースは、3歳時に世界各国の強者を圧勝したジャパンCや、夢の初優勝まであと一歩だった凱旋門賞での2着のレースが印象に残っていると思います。

 

しかし、今回はそれらのレースよりも、レースのラップタイムがずば抜けて優秀なエルコンドルパサーの新馬戦を取り上げたいと思います。

 

まずはレースを見て、強い馬というものはどんなものなのかという感覚を掴んでもらえたらと思います。

仮に、ラップタイムのことがわからなくても、
レースを見れば仕掛けてからの反応の違いはわかると思います。

 

 

 

今回のエルコンドルパサーのデビュー戦からわかるラップタイムを知る重要性は“競馬必勝法ー自分なりのルールを作ろう”で話しましたが、大事なところですので、もう一度復習の意味もこめて取り扱います。

 

まず、ラップタイムの注目ポイントは、

ラスト1ハロンのラップが、ラスト2ハロンよりも速くなっているかだけに注目してください。

 

そこで、エルコンドルパサーのデビュー戦(東京ダート1600m)を考えてみます。

 

先ほどお話ししたように、ラップタイムは1ハロン(200m)ごと区切った時計なので、今回の1600mであれば8つにラップタイムが区切られます。

そして、今回のエルコンドルパサーのデビュー戦のレースのラップタイムは、

12.5-11.1-11.7-12.2-13.0-13.8-13.2-11.8

 

先ほど触れたように、ラップタイムで注目するポイントはラスト3ハロンです。

今回のレースでいえば、13.8-13.2-11.8 のラップタイムです。

 

ラスト3ハロンとラスト2ハロンとのラップ差はー0.6差。

ラスト2ハロンとラスト1ハロンとのラップ差は普通は考えられない(出すことができないラップ差)ー1.4差です。

 

ラスト2ハロンとラスト1ハロンとのラップ差ー1.4差は、僕が今まで競馬をやってきた中で見たことのない驚異的なラップです。

 

特にダートレースは芝レースよりもラスト2ハロンからラスト1ハロンのラップ差を縮めることが難しいのです。

特に、東京競馬場は直線で2mほどの上り坂があるので馬に余力がなくなり、ラスト1ハロンがラスト2ハロンよりも速くなることはあまりありません。

ダートレースが消耗戦になることもラップが速くならない理由なんです。

 

つまり、新馬戦をとんでもないラップタイムと優秀な時計を叩き出した時点で、エルコンドルパサーが並の馬ではないことがラップタイムから推測できます。

レースをたくさん見るようになってくると、今回のエルコンドルパサーのようにレースでの反応の良い馬が感覚で見つけられると思いますので、反応の良い馬をレースで見つけたら、ぜひラップタイムを調べてみてください。

その馬は今後、何度となく、あなたの馬券収支に貢献してくれることかと思います。

 

それではまた次回。

MAKISHI

 








 

・本日のまとめ

ラスト1ハロンのラップが、ラスト2ハロンよりも速くなっている馬は潜在的な能力を秘めているので、日々のレース分析では時計などと同じように、ラップタイムも見るように心がけましょう。