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(画像出典:http://www.jra.go.jp/kouza/keiba/class.html)

 

マキシです。

日本の競馬では馬の年齢と収得賞金を基準にクラス分けがされていて、基本的には一つ勝てば上のクラスに昇級できるしくみになっています。

例外として、たとえ勝てなくとも重賞(Gレース)で2着に入選すれば収得賞金が加算され、昇級できるようになっています。

 

また、ダービーが終わって、クラス編成という時期になると収得賞金の関係で降級することもあります。

通常の時期であれば、基本的には、同じぐらいの力のある馬同士でレースを戦うことが多いです。

 

同じぐらいの力のある馬同士でレースを戦うことが多いということは接戦でのレースが予想されてわけですが、それではどのようにクラス分けがされているのが見てみましょう。

 

 

競馬におけるクラス分けの種類

 

日本の競馬では新馬、未勝利、500万、1000万、1600万、オープンと6つのクラスに分類されています。

また、オープンにはG1、G2、G3、オープン特別の4つの格のレースがあります。

 

2歳の春から3歳冬に行われる新馬戦ですが、新馬戦で勝てば500万クラスに昇級し、新馬戦で負ければ未勝利戦に回ります。

以前は、1つの開催(約1ヶ月)中であれば、何回でも出走でき、中には3回使って勝ち上がる馬もいましたが、現在では新馬戦は一度きりのチャンスしかなく、そこでどんなに惜しいレースをしたとしても次走からは未勝利戦に回ります。

一度、新馬戦に出走した馬は500万クラスと未勝利クラスの2つに分かれます。

早い時期に500万クラスを勝てば2?3歳春(ダービー)の時期まではオープン入りすることになり、重賞レベルの一流馬相手に戦います。

ただし、大概の馬は500万はおろか、未勝利を勝つために必死になって一勝を目指します。

 

ダービーが終われば、2歳戦が始まり、夏の函館・札幌という北海道開催が始まります。

それと同時に、3歳馬は4歳以上の古馬と戦うことになります。

 


ワンポイントアドバイス

この時期の3歳馬と4歳馬では3kg差があるが明らかに4歳馬が有利。

ただ、3歳馬でもオープン馬と接戦を演じていた500万クラスの馬も出走しているのですべてのレースで4歳馬が有利とは言えない。

もちろん、オープン馬と接戦を演じていた3歳馬が出走してきたらかなり強い可能性もあるので注意が必要。

 

 

基本的に、日本のレースは2つの柱で分けられていることがわかります。

 

●1月から6月(ダービー)上旬まで

・3歳馬限定レース

・4歳馬以上のレース

 

●6月(ダービー)上旬から12月まで

・2歳馬限定のレース

・3歳馬以上のレース

 

このように大きな柱があって、クラス(馬の能力)も細かく分けられていますが、それでは各クラスのポイントについて話していきます。

 

クラスごとのポイント

 

オープンクラス

 

オープンクラスが最も強いクラスになります。

最上級条件クラスの1600万クラスを勝つとオープン馬へ昇級し、最も強いクラスの仲間入りができます。

 

このオープンクラスにも、4つのレースの格に分けられており、格の高い順に、G1、G2、G3、オープン特別に分かれています。

G1レースに出走するG1能力上位馬とオープン特別を主な活躍の場とする馬とでは能力にかなりの開きがあります。

 

もちろん、競馬に携わるすべての競馬関係者はできることならG1の勲章を狙っているわけですが、馬にも分相応というのがあり、やっとのことで1600万クラスを勝ち上がってきた馬がレースの最高峰であるG1を勝てるほど競馬甘くものではありません。

 

例えば、芝の1600万クラスを水準タイムで勝ち上がってきた馬とG1上位馬との力の差はマイル(1600m)であれば1秒差の実力の差があります。


状態が良い時でも5~6馬身の力の差があるわけですから、余程の上積みがなければ、常識的には通用するものではありません。

 

スローペースという展開に恵まれたとしても、この力の差は簡単に埋まるものではありません。


唯一、チャンスがあるのは、実力馬が後方でけん制しあい、ノーマークで走ることができる逃げ馬ぐらいでしょうか。


この手のパターンはG1でもたまにはあることですが、よほどのことがない限り、基本的には1秒もの力の差のある馬が実力のある馬に勝つことはありません。


レースの格というのは能力の差でもあるわけですから、レースを予想するうえで格を知ることはとても大切なことです。

 

 

 1600万クラス

 

オープン馬の次に収得賞金の高いクラスが1600万クラスになります。

 

1600万は別の表現で、”準オープン”と言われることもあります。少しきつい言い方をするなら、”オープンの補欠馬”という言い方もできます。


オープンの補欠馬とは言っても、ここまで勝ち上がってくるには能力がなければ上がってこれないだけあって、かなりの”クセモノ”が揃っているのもこのクラスの特徴です。


クセモノというのは一癖も二癖もあるもので、1600万クラスの馬も例外ではなく、前走まで走る気を全く見せていない(ようは惨敗続きということ)馬が、急に一変して好走することがよくあります。

 

これは競馬歴が長い人でも読み切るのが難しく、競馬ファン泣かせでもあるのですが、1600万クラスでは日常茶飯事のように前走から一変することがよくあります。


おそらく、競馬初心者は何でこんな人気薄が馬券に絡んだのか疑ってかかるかもしれません。


しかし、それが競馬というギャンブルでもあり、競馬を難しくしているともいえます。

 

ただひとつ言えることは、1600万クラスに在籍しているということは、下のクラス(1000万)を少なくとも勝ち上がった馬なので能力が全くないというわけではないということです。

 

仮に、1000万を勝った時が馬の状態の70%だったとして、今回の馬の状態が完璧に仕上がっていたとしたらどうでしょうか?


しかも、今回のレースでは、よくある1600万クラスのハンデ戦だったらどうでしょうか?


穴をあけることは十分に考えられますよね(^^♪


このようなパターンも十分考えられるので、1000万を勝ち上がってきた馬をあまり軽視してはいけません。


1600万クラスは予想が難しい反面、馬券妙味もたっぷりで楽しめるクラスでもあります。

 

 

1000万クラス

 

1000万のカベといわれるように、1000万クラスは競走馬の一応の目標とされています。


1000万クラスになると、500万条件を1?2回勝った馬たちで戦うため、そこそこの強者が揃い、思うようには勝てません。


とは言っても、1000万クラスを勝てずに低迷している馬はすべてが勝ち負けできる実力がないかと言えばそんなことはありません。


そんなことはないのかなぜか・・・

 

それは、サラブレッドが経済動物だからです。

 

ここでギャンブルの要素が入ってしまいますが、例え1000万クラスで勝ち負けできる能力があっても、クセモノ揃いの1600万で勝ち負けできるかと考えたときに調教師が難しいと判断すれば、あえて勝ちにくることはありません。

 

なぜなら、サラブレットが経済動物である以上少しでも多く稼がなくてはいけないのに、間違って1000万を勝ってしまい、1600万クラスに昇級すれば着拾いもできず、ろくに稼ぐことができなくなるからです。

 

現在、1000万特別の2着賞金が600万円で、3着でも380万円あります。

 

一方、1600万特別の2着賞金は730万円で、3着賞金は460万円です。

 

1000万クラスと1600万クラスとでは賞金に大差はないのです。

 

仮に1600万に昇級してしまえば、3着はおろか、5着の182万円だって稼げるかどうかもわかりません。


なぜなら、1600万クラスはクセモノ揃いの強者が相手なので着拾いも難しいからです。

 

それならば、1000万で2着、3着を繰り返し狙ったほうが1600万に昇級するよりも明らかに稼げます。

 

あなたが馬主だったら、稼げる1000万の馬と、稼げない1600万の馬とではどちらを所有したいでしょうか。

 

この1000万クラスはギャンブルという競馬の側面も垣間見ることができ、馬の能力とやる気を見極めるのが難しいところですが、レース分析を地道にやっていけば、そのうち今ここで話した意味が理解できるようになるかと思います。

 

 

500万クラス


500万クラスは最下級条件で、やっとのことで未勝利を勝ち上がった馬もいれば、休養や調整の遅れで実力があるのに勝てない馬、あとは能力はあるものの決め手がなくなかなか勝てずにいる馬など、能力差がある馬同士のレースになることもあります。

 

500万クラスは能力でカバーできるクラスでもあり、長期休養明けの馬でも実力があれば、いきなりでも勝ててしまうのがこの500万条件です。

 

また1000万条件みたいにわざと勝たない馬はおらず、500万クラスを勝てないのは”勝たない”のではなく、”勝てない”だけです。

 

純粋に実力勝負と見てよく、馬の能力、調教、当日のパドックをみて馬券購入を判断しましょう。

 

ただ、ひとつだけ注意点として、2歳?明け3歳春までの500万クラスはレベルがかなり高いです。

 

逆に、2歳?明け3歳春までの500万クラスの馬たちはクラシックを意識しているので、ギャンブル要素など余分なことを考える必要はありません。

 

 

未勝利クラス

 

未勝利クラスは実力差がかなりあり、走らない馬は本当に走りません。

 

タイムオーバーがよくあるように、二桁着順ばかりの馬もよくいるのが未勝利クラスです。

 

走らない馬は全く走らないです。
それが未勝利クラスです。

 

ですので、普段からしっかりレース分析をすれば、比較的獲りやすい条件にもなります。

 

ただ、一度も勝てないということは馬に何か欠陥がある可能性もあるので、気性や距離などの条件などはしっかりとチェックしておくといいでしょう。


また、500万条件同様、2歳?明け3歳冬ぐらいまではメンバーとのタイミングでたまたま勝てない場合があり、かなりの能力を秘めている馬もいるので、この手の馬をレース分析などで見つけておくと良いでしょう。

 

 

新馬

 

血統馬や調教で好タイムを叩き出した馬などに人気が集まる新馬戦。

人気通りに決着することもある反面、全く予想もしない馬が好走することがあります。

 

よく言われることに、”将来のオープン馬と未勝利で終わる馬が一緒に走る新馬戦なんだから予想なんて簡単”とおっしゃっている方もおりますが、競馬はすべてが思うようにはいきません。


血統馬だろうと、高額取引馬だろうと、好タイム調教馬だろうと、絶対に勝つ保証なんて全くないのが新馬戦でもあります。

 

もし、神に限りなく近づけるのでしたら、それはパドックを極めることかもしれません。

 

 

 

ここまで6つのクラスのポイントをお話してきましたが、どのクラスもクラスごとに意味があるので、今一度復習しつつ、ぜひ馬券戦略のヒントにしてもらえたらと思います。

 

今回の6つのクラスのポイントを知っておくだけでも、全く競馬の知らない方よりも一歩リードすることができますので、ぜひ今回話したことを生かしてみてくださいね。

 

それではまた次回。

MAKISHI