こんにちは、マキシです。

 

競馬では、馬の状態の良し悪しが勝敗に影響を及ぼすことが多いですが、前提条件として、馬に好走できるだけの能力があることが必須です。

 

そもそも馬に能力がなければ、レース展開に恵まれても、馬が最高の状態で出走してきたとしても好走することはありません。


馬に力がないので、どんなに他の要素が完璧に満たされていても好走することは極めて難しいわけです。

 

競馬予想を考える上で一番必要になってくる考え方や要素は”馬の能力を把握する“ことなんです。

 

とは言っても、自力で、実際にどのようにして馬の能力を知ることができるのか、競馬初心者をはじめ、競馬歴何十年という方であっても知らない方はたくさんいるかと思います。

というよりも、具体的な馬の能力値を知らない方が圧倒的に多いのが競馬の世界ではないでしょうか。

 

競馬業界では、能力値の出し方・作り方を教えてくれる公的機関なんてありませんので、もし能力値の出し方・作り方を覚えるのなら自力で試行錯誤して学んでいくしかありません。

しかし、自力で学んでいくことは並大抵のことではありませんよね・・?

ですので、そこまで本気になって努力して、能力値の出し方・作り方(競馬)を極めようとする方がいないのが現状かと思います。

そこで今回は、能力指数の基礎的な作り方について話していくので、能力指数を自力で算出した方はご覧になってください。

 

 

 

能力指数(着差指数)を作り始めたきっかけ

 

僕は競馬を始めてから、今年(2017年)で25年目をむかえます。

ビワハヤヒデ、ウイニングチケット、ナリタタイシンの3強世代から競馬を始めたのですが、競馬を始めてから3年も経たないうちに、競馬新聞や予想に頼っていても儲からないことに気づきました。

確かに、新聞の印を参考に馬券を買って当たることもありましたが、的中する馬券は低配当馬券ばかりでトータルで馬券収支が増えることはありません。

このまま専門家の情報を鵜呑みにしていても競馬が上手くならないな、と感じてきたのです。

 

競馬が上手くなるにはまず何を始めたらいいのか考えたときに、まず思いついたことは、競馬予想の精度を高めるためには馬の能力を数値化するのが最善の方法と考えました。


競馬を予想するにはあらゆる要素がありますが、まずは馬の力関係がどれぐらい違うのかわからないと論理的に馬券を的中させることはできません。


それならば、いっそのこと独自の指数を開発してみようと思い、馬の能力を数値化する勉強を始めることにしました。競馬を始めて3年目のことです。

 

そこで、能力指数を作る上でベースとなったのが、西田式スピード指数という、馬の能力を数値化する考え方の本です。

 

あくまで指数づくりのベースにしただけなので数値の出し方などは西田式スピード指数とは全く違うわけですが、中でも最も参考にした考え方が “距離が異なると、同じ1秒でも1秒の価値が変わってくる” というところです。

 

1200m戦と2000m戦では同じ1秒でも、同じ1秒の価値にはならないという考え方です。

 

陸上競技を思い出してみてください。

100m走と400m走ではどう考えても、同じ1秒の価値にはなりませんよね。

競馬も同じことがいえます。

 

もちろん、一つの競馬場で一つの距離でしか走らないのであれば難しくありませんが、中央競馬には10もの競馬場があって、距離も1000mから3000m以上まで様々な距離で争われています。

競馬場も違えば、距離も違うのに、同一線上に機械的に数値を出すことなんて不可能です。

 

他にも、開催日によって馬場状態が違い、天気の良い良馬場の時もあれば、天気の悪い不良馬場のときもあります。

風の強い時、風が殆どない時もあります。

開幕週の高速馬場で走れる時もあれば、最終週の馬場が傷んだ状態で走らなければいけない時もあります。

 

これらすべての時計を一緒くたにしては意味がありません。

正確な馬の能力を出すには、各レースに出走するレースのレベルを分析し、一頭一頭の能力値を出すしかありません。

 

 

 

 

能力指数(着差指数)の作り方の基本

 

競馬を長くやっている方の中には能力指数を独自に作っている方もおられると思いますが、今回僕がご紹介する能力指数の出し方は ”着差指数” というネーミングからもわかるように着差をそのまま指数化しています。

従って、着差指数=着差なので非常にわかりやすいです。

しかも、競馬初心者でもやる気さえあれば各馬の能力値を出すことができます。

 

例えば、基準の馬(A)を100として、B馬が基準の馬と対戦し、1馬身差(コンマ2秒)2着ならB馬の指数は98になる考え方です。

理論的には非常に簡単なんですが、効果は計り知れないものがあります。

 

指数を作るときにいくつかのルールはありますが、そのルールを守って、こまめにレースを分析していけば穴馬も本命馬も狙って当てることができます。

どんな予想でも当たることは嬉しいものですが、たまたまではなく、狙って当てる馬券は一段と嬉しいものです。

 

それでは、昨年(2014年)のマイルCSを例にとって、能力指数の作り方の基本的な考え方を話していきます。

 

?1600m20141123booka(画像提供:http://www.keibabook.co.jp/)

 

 

上記が昨年のマイルCSの成績表です。

指数の最高値をどれぐらいにすればいいのか人それぞれ違いますが、ここではわかりやすくG1の1着馬ということで “100” にして考えていきます。

 

馬名 指数 指数作りのアドバイス
ダノンシャーク 100
フィエロ 100 タイム差なしの2着なので同指数
グランデッツァ 98 コンマ2秒差なのでマイナス2
トーセンラー 97 コンマ3秒差なのでマイナス3
エキストラエンド 96 コンマ4秒差なのでマイナス4
グランプリボス 96 エキストラエンドと同指数
ロゴタイプ 95 コンマ5秒差なのでマイナス5
ワールドエース 96 コンマ6秒差でマイナス6も出遅れ1馬身不利でコンマ2補正
ダイワマッジョーレ 92 コンマ8秒差なのでマイナス8
タガノグランパ 90 コンマ8秒差でマイナス8に斤量1kg減でさらにマイナス2

 

今回10頭まで指数を出してみましたが、11位以下も同様な考え方で数値を出していきます。

指数作りのアドバイスに書いてありますが、いくつかデータを補正していく必要があります。

 

 

 

 

数値を出す上でのデータの補正点

 

 

数値を出す上でのデータの補正点は大きく分けて3つあり、“距離の統一化、斤量、不利による補正が必要”になります。

3つのうちどれか一つでも欠けてしまうと正確な指数化はできません。

 

3つがセットと考え、能力値を出すときは同時にレース分析してください。

それでは、一つずつ具体的に見ていきましょう。

 

 

・距離の統一

3つの補正点で最も重要な作業です。

距離の統一化をしなければ各馬の能力値がバラバラになり、データがつかいものにならなくなります。

というのも、先ほど”能力指数(着差指数)を作り始めたきっかけ”で話したとおり、距離が異なると、同じ1秒でも1秒の価値が変わってくるからです。

 

例えば、先ほど例で取り上げたマイルCSは距離が1600mに対して、前日に行われたアンドロメダスステークスの距離2000mを一緒くたに計算してはいけません。

マイルCSとアンドロメダステークスを同じ計算をしてしまうと、下記のような指数になります。

 

 

1600m20141122

 

※オープン特別なのでとりあえずG1レースから1秒差として計算します。

馬名 指数 補正指数 指数作りのアドバイス
ダコール 90
マックスドリーム 87 ?タイム差なしも2kg減でマイナス3
エックスマーク 87 ?コンマ1秒差に1kg減でマイナス3
ヒューマ 84 コンマ3秒差に2kg減でマイナス6
セイルラージ 83 コンマ5秒差に1kg減でマイナス7
シゲルササグリ 80 コンマ7秒差に2kg減でマイナス10
ヴィクトリースター 76 コンマ9秒差に3kg減でマイナス14
ゲシュタルト 75 1秒3差に1kg減でマイナス15
トウカイパラダイス 74 1秒6差に同斤でマイナス16
メイショウサミット 64 1秒7差で5kg減でマイナス26

 

1600mと同じような指数計算をしてしまうと、アンドロメダステークスの各馬指数は上記のようになりますが、この指数が正確かどうか・・・

 

結論としては、このアンドロメダステークスの各馬指数は残念ながら間違いで、“斤量と不利指数を補正する前に距離指数を加えてやる“必要があります。

 

 

 

 

・距離指数を加える

 

日本で行われるレースの平均距離はマイル戦(1600m)とされているため、1600mを距離指数の基準にします。

もちろん、この距離指数の基準のやり方が絶対に正しいというわけではなく、レース分析をしていく中で、1800mを基準にした方がしっくりくる方がいるかもしれません。そのような方は1800mを基準に計算すればいいと思います。

 

ただ、僕自身は1600mを基準にしたほうがしっくりくるのと、西田式を学んで計算しやすかったこと、あとはずっとこのやり方をやり続けているので慣れてしまったこともあり、1600m以外を基準にすることはないと思います。

ですので、ここでは1600mを基準にした距離別距離指数を載せておきます。

 

距離 距離指数
1000m 1.6
1200m 1.4
1300m 1.3
1400m 1.2
1500m 1.1
1600m
1700m 0.95
1800m 0.9
2000m 0.8
2200m 0.7
2400m 0.6

 

この“距離指数の使い方は難しいものではなく、1着とのタイム差から距離指数を掛け算するだけ”です。

 

距離指数別の勉強方法については、今後(2015年の2歳馬・古馬など)具体的に当ブログやメルマガで勉強していきますが、とりあえずはやり方だけでも理解するようにしてみてください。

 

 

 

 

・斤量の補正

 

通常のレースでは牡馬と牝馬の斤量差は2kgになっているのであまりデータの補正をする必要はありませんが、2歳戦に関しては補正が必要です。

それ以外にも、減量騎手の起用、ハンデ戦、別定戦でも多少の補正が必要になる場合もあります。その都度補正してください。

一般的に1kgが1馬身(コンマ2秒)、2kgが2馬身(コンマ3秒)、3kgが3馬身(コンマ4秒)と言われているので、各馬の斤量を比較して補正していきましょう。


もちろん、競走馬の中には斤量を苦にする馬もいれば、あまり苦にしない馬もいますが、ここはあまり深く考えずに客観的な立場でデータを補正します。

 

 

 

 

・不利の補正

フルゲートでは18頭もの競走馬が出走する競馬では、道中の不利や出遅れなど、多くのレースで何かしらの不利が生じます。

むしろ、10数頭もの競走馬が同時にスタートすれば、不利がないのが不思議なほどです。

この不利は日常茶飯事に起こることなので、データ上でわかる不利の補正はやるようにしましょう。

 

また、データ上でわかる不利はただ補正するのではなく、どのような不利なのか映像を一度見ておくと良いです。

その不利がデータからイメージできる不利と、データだけでは見極められない不利では、全く不利のインパクトが違うからです。

 

データからイメージできる不利であれば指数を補正するだけで問題ありませんが、データだけでは見極められない不利・・・

例えば仕掛けどころで反応がよく伸びかかった時に不利があったとしても、データ上は「接触●馬身の不利」「直線詰●馬身不利」程度しか書いてありません。

特にこのような不利は実際に映像で確認したほうがわかるので、データに掲載されている不利はチェックするようにしましょう。

 

ただ、やっかなのは、データにのっていない不利で、かなりの不利をしているのにデータには載らない場合です。

この手の不利を見つけることは難しいのですが、多くの競馬ファンがわからない分、穴馬券となって還元されることになります。

まずはデータ上に掲載されている不利の補正だけでも十分ですので、それだけは確実に実行してみてもらえたらと思います。

 

それでは、また次回。

MAKISHI